June 17, 2024
この論文は、三巻に分たれ、各巻はそれぞれ十二の規則から成る。そしてわれわれの認識を一般に「単純な命題」と「問題」とに分かつことができるが、第一巻はその単純な命題をとりあげ、第二巻以下が問題をあつかう。そして第二巻は「完全に理解される問題」すなわち数学的問題の開放を考え、第三巻は「完全には理解されない問題」すなわち経験的要素を含む自然学的問題をあつかう、という。(p.155)
研究の目的は、現れ出るすべての事物について確固とした真実な判断を下すように精神を導くこと、でなければならない。
諸々の学問は人間的知恵として統一されるべきで、一なる知恵(良識)の獲得が研究の目的でなければならない(p.155)
諸々の学問を対象の相異によって互いに区別し、一つ一つ別々に、他の全てと切り離して、研究すべきだと思いこむのは誤り(p.9)
すべての学問は相互に結合し、依存している。すべてを一度に学ぶ方が遥かに容易。(p.11)
それの確実不可疑の認識をわれわれの精神が獲得しうると思われるような対象にのみ、携わるべきである。